抄録
近年,香りは香水やアロマテラピーなどで使用されており,人々の中で利用されることが多くなってきている.しかし,これらは製造者側から提供されたものを利用するのが一般的であり,個人にあった香りを作れることは困難だと考える.そこで本研究では対話型進化計算を使用し,個人に合った香りを生成手法を提案する.進化計算手法は対話型タブーサーチを使用する.また,香りの生成装置はアロマジュールを使用する.原香料は全て柑橘系を使用し,それらを混合することで生成された数種類の香りを提示する.ユーザには提示された数種類の香りから最も好む香りを選択してもらう.また,実験によって得られた結果から実験手法の評価を行う.