抄録
温室効果ガスの増加を防ぐため、自動車市場ではハイブリッド自動車、電気自動車が発売され、普及してきている。オートバイ市場においても、電動スクーターが発売され、中国では法規制の後押しもあり爆発的に普及している。しかしながら、オートバイは自動車に比べ電池の搭載スペースの確保が難しいため、高出力のスポーツ型オートバイは走行距離が伸ばせない。このように、電池の容量密度の改善やモーターの高効率な可変速駆動技術の発展が重要となっている。そこで本研究では、スポーツ型オートバイ用モーターの開発を目的とし、車体の仕様設定、モーター設計及び有限要素法を用いた磁界解析を行った。