抄録
情報通信技術の発達により,ネットワーク社会において省エネルギーの重要性が大きくなっている。そこで,ディジタル制御技術は高性能なエネルギーマネジメントシステムを実現するために著しく進歩している。しかし,ディジタル制御を用いることで,A-D変換や制御演算の遅れ時間が動特性に悪影響を与える。本論文では, DC-DCコンバータのためのモデルを用いた過渡抑制に対する制御方式について提案する。提案方式は,P制御における出力電圧の目標値が過渡時にのみ過渡特性を抑制するように修正される。この方式を用いると,従来PID方式に比べて優れた過渡特性を得ることが出来る。また,負荷の様々なステップ変化に対する有効性を明らかにする。