電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2P-14
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電気自動車用スイッチトリラクタンスモータ可変区間励磁シングルパルス制御時の過渡特性
*井田 雄也岩永 賢勇朗大山 和宏藤井 裕昭上原 一士百武 康
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抄録

 電気自動車(EV)用スイッチトリラクタンスモータ(SRM)駆動システムは,アクセル・ブレーキ信号に対して,高速なトルク応答を必要とする。従来方式の一つである電圧PWM制御と固定区間励磁の併用によりトルク制御系を構成する場合,SRMが効率良くトルクを発生する区間に電流が印加されるとは限らないため,高速なトルク応答が難しい。著者らは,モータ効率の向上を目的として,運転状態に応じて効率良くトルク発生できる区間に電流を集める可変区間励磁シングルパルス制御を検討してきたが,同制御を用いるトルク制御系は実現できていない。本稿では,可変区間励磁制御を用いるトルク制御系を提案し,その過渡特性を検証する。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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