主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
電気二重層キャパシタの電極材料として用いられる活性炭は高比表面積であることが求められているが、それは限界に近づきつつある。一方で、窒素を多く含む活性炭は比表面積から予想される以上の容量を示すことが報告されている。本研究では、活性炭賦活工程に尿素を使用し、部分的に昇温速度を変化させ活性炭内への窒素含有を試みた。活性炭の原料は九州で処理が問題となっている焼酎粕を使用した。その結果、昇温速度が遅いほど多くの窒素を含有できることが明らかとなり、速いほどメソ孔を発達できることが判明した。そして、昇温速度を速めた場合と遅くした場合で、尿素を使用した活性炭の静電容量の向上が確認された。