主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
海洋表層温海水と深層冷海水との間の温度差を用いる海洋温度差発電プラントにおいては,海水の温度変化が発電量に影響を及ぼしうることから,海水の温度変化を考慮した制御を検討する必要がある.これに関連してこれまでに,2段ランキンサイクルを用いた海洋温度差プラントの温海水温度の変動を考慮した発電量制御について,簡易動的モデルに対してPI制御器を構成する手法が検討されているが,操作量である流量の急激な変化や流量に依存する熱通過係数を一定と仮定しているといった問題点がある.そこで本研究ではこれらの問題を改善する方策について検討し,その有効性を数値シミュレーションによって検証する.