主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
現在市販されている高温超電導(HTS)線はテープ形状であるため、幅広面内の遮蔽電流による磁化が大きく、これを巻線したコイルでは中心磁界が不均一となる。そこでHTS コイルに対して消磁コイルを同軸またはトロイダル配置し、異常横磁界効果を利用してHTSテープ線の磁化を除去する方法が提案されている。しかし、トロイダル配置にした場合、消磁のために交流磁界を印加した後にもまだ小さいヒステリシスが見受けられ、コイルの構造上テープ幅広面に対して微小な垂直成分をもつ外部交流磁界が印加された可能性が考えられる。本研究では、線軸に垂直な外部交流横磁界の印加に関して遮蔽電流除去に与える磁界印加角度の影響を有限要素解析により評価する。