電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-2P-07
会議情報

超電導テープ線材の磁化に与える磁界印加角度の影響の有限要素解析
*横山 大貴柁川 一弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

現在市販されている高温超電導(HTS)線はテープ形状であるため、幅広面内の遮蔽電流による磁化が大きく、これを巻線したコイルでは中心磁界が不均一となる。そこでHTS コイルに対して消磁コイルを同軸またはトロイダル配置し、異常横磁界効果を利用してHTSテープ線の磁化を除去する方法が提案されている。しかし、トロイダル配置にした場合、消磁のために交流磁界を印加した後にもまだ小さいヒステリシスが見受けられ、コイルの構造上テープ幅広面に対して微小な垂直成分をもつ外部交流磁界が印加された可能性が考えられる。本研究では、線軸に垂直な外部交流横磁界の印加に関して遮蔽電流除去に与える磁界印加角度の影響を有限要素解析により評価する。

著者関連情報
© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top