電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-2P-08
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病理画像における陽性細胞の検出
*杉本 龍彦徳永 宏樹Ji Xiaotong備瀬 竜馬
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抄録

病理診断において,治療方針を決定するために,特定の陽性細胞を検出することは重要である。そこで,病理医の負担軽減を目的として,深層学習による陽性細胞検出手法の開発を行っている。深層学習には大量の学習データが必須であるが,1つの画像に含まれた数万個の細胞を一つ一つアノテーションすることは非常にコストがかかる。そのため,本手法では,陽性細胞を領域ごと囲うアノテーション方法を採用した。しかし,領域内には少数の陰性細胞(ノイズラベル)が存在し,学習に悪影響を及ぼすという課題がある。そこで,ノイズラベルを自動的に選択することの可能なLearning with rejectionを用いて,ノイズを含む学習データに対応可能な学習手法を提案する。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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