主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
病理診断において,治療方針を決定するために,特定の陽性細胞を検出することは重要である。そこで,病理医の負担軽減を目的として,深層学習による陽性細胞検出手法の開発を行っている。深層学習には大量の学習データが必須であるが,1つの画像に含まれた数万個の細胞を一つ一つアノテーションすることは非常にコストがかかる。そのため,本手法では,陽性細胞を領域ごと囲うアノテーション方法を採用した。しかし,領域内には少数の陰性細胞(ノイズラベル)が存在し,学習に悪影響を及ぼすという課題がある。そこで,ノイズラベルを自動的に選択することの可能なLearning with rejectionを用いて,ノイズを含む学習データに対応可能な学習手法を提案する。