電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 12-2P-14
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遅延時間を考慮した電圧モード制御昇圧形DC-DCコンバータの高周波化における問題点
*藤原 和也庄山 正仁
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抄録

電圧モード制御は回路設計が比較的簡単なことから広く用いられている制御方式の一つである。昇圧形DC-DCコンバータでは出力コンデンサのESRによって出力電圧の波形が方形波となる。電圧モード制御において、実際の動作では制御回路部分に遅延時間が存在する。高周波化する際に遅延時間と出力コンデンサのESRによって、ある周波数帯で回路の動作波形が乱れ、異常動作し、高周波スイッチング動作の妨げとなる場合がある。よってこの動作の発生メカニズムを明らかにし、遅延時間を考慮した電圧モード制御昇圧形DC-DCコンバータの解析を行い、異常動作に陥る周波数帯の下限値と上限値を導出し、導出した計算値の結果とシミュレーションによる測定値の比較を行った。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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