電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-05
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黙声認識における発声開始時刻同定時の曖昧さ低減手法
*永井 秀利
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抄録

表面筋電を用いた黙声認識において,発声開始時の各筋の活動開始時刻は同一ではなく,いかなる協調が成されているかを捉えることは重要である.各筋の活動の有無,強弱は発声内容に依存するため,個々の筋の活動開始時刻を得るには,先に基準となる発声開始時刻を同定する必要があろう.発声開始時刻の検出には,活動量を表す評価値に対して閾値を用いるのが一般的である.しかし検出される時刻は,設定した閾値に依存して大きく変動する恐れがある.この曖昧さを完全に無くすことは不可能だが,変動は極力小さいことが望ましい.そこで本稿では,黙声単音を対象に,発声開始時刻を同定する際の曖昧さを低減するための手法を提案する.

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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