電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1A-01
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電子レンジ動作時の金属電極からの放電放射電磁波の検出特性に関する基礎研究
*古家 広貴大塚 信也
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抄録

マイクロ波加熱を原理とする電子レンジでは、2.4GHz帯のマグネトロンが使用されており、食品の加熱調理が行われている。しかし、レンジ庫内に金属などが存在する異常使用時には放電が発生し火災などの事故に至ることが報告されている。火災の未然防止には、レンジ庫内で発生する放電を検知することが重要である。筆者らはこれまで、模擬放電発生源を用いて、電子レンジ動作中でも2.4GHz帯の電磁波を除去することで模擬放電源からの放射電磁波を検出できることを示している。本研究では、実際の金属製の針電極系を電子レンジ内に設置し、レンジ動作時に発生した放電からの放電放射電磁波を検出できることを実験的に確認した。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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