電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1P-07
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120度通電方式小型IPMSMのセンサレス制御における位相進み角領域の拡張について
*田中 拳聖阿部 貴志
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抄録

IPMSMは高効率なモータとして様々な用途に適用され,センサレス制御や高効率制御には正弦波駆動方式のインバータを用いた電流ベクトル制御が利用されている。しかし,低コスト化が求められる家電用途では,簡便な位置センサレス制御である,方形波120通電方式が代表的であり,この手法における高効率化には,電流の位相を進める手法があるが,IPMSMの特長を活かしてリラクタンストルクを有効に利用するためには,30度以上の位相進み角を与える必要がある。本研究では,無通電区間におけるゼロクロス情報の決定方法を改善し,30度以上の進み角を与えることで,更なる効率向上を可能とする手法を提案する。

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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