電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1P-12
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三相2レベル電圧形インバータのキャリア半周期ごとの出力電圧誤差測定のための電流制御法の検討
*荒木 大晟久松 遼大道 哲二浜崎 真一
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抄録

電圧形インバータ駆動の回転機のエンコーダレスベクトル制御では出力電圧誤差の補償が必要である.さらに,キャリア同期高周波電圧印加方式の回転子位置推定法に適用する出力電圧誤差の補償には,振幅誤差だけでなく,出力電圧パルス位相の誤差も補償することが回転子位置推定精度向上に有効であることが期待されている.本稿ではモータとインバータが接続された状態で,キャリア半周期ごとの電流サンプル値を用いた電流制御法を提案し,コンピュータシミュレーションによって有効性を示したことを報告する.本報告をもとに今後は,キャリア半周期ごとの出力電圧誤差の測定へと発展させる.

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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