主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
筆者らは,光学系のセンサーと生物の情報処理法を応用したニューラル比較器を用いて,応答時間の短縮を目的とした傾斜センサーを提案している.これまで,提案した傾斜センサーを試作し,10μs以下の高速な応答時間,−14度から+14度の範囲で2度ごとの傾斜角計測や,傾斜角の測定範囲や細分度を任意に設定可能であることを示した.理論上,細分度は任意に設定可能であるが,実際の電子回路部品を用いて実装すると部品の測定精度から分解能が決まる.そこで本報告では,試作した傾斜角判別回路の分解能を明らかにすることを目的とし,光学系のセンサーの代わりに直流電源を用いて電圧を傾斜角判別回路に印加して実験した結果を示す.