主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
近年,未利用の廃熱を有効活用して電気に変換する熱電変換技術に期待が高まっている。この熱電変換技術の一つとしてスピン熱電(STE)発電に着目した。STE素子は従来の半導体熱電発電素子よりも極薄化により小型化が可能で,部品数が圧倒的に少ない特徴を持つ。しかし,発電電圧VSTEは今のところ小さい。そこでVSTEを蓄電することを目標に,まずは従来の半導体熱電発電素子と電気二重層キャパシタ(EDLC)を組み合わせた発電蓄電システムを作製した。本論文では,発電蓄電システムを作製して得られたEDLCの充放電特性の測定結果,および半導体熱電発電素子とSTE素子のゼーベック係数比較等の性能評価をして,STE素子がどの程度必要か,そして面積拡大方法の検討結果を報告する。