電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1P-06
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ベクトル磁気特性制御技術を用いた三相変圧器モデル鉄心に生じる回転鉄損の低減化検証
*中村 紀仁若林 大輔岡 茂八郎榎園 正人
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抄録

省エネルギー社会実現のために変圧器の更なる低損失化が求められている。変圧器内部の鉄心には方向性電磁鋼板が主に用いられている。著者らは低鉄損・高効率な変圧器開発を目標に二次処理を施したベクトル磁気特性制御材を開発して既存方向性電磁鋼板の低鉄損化を実現した。本発表では、このベクトル磁気特性制御技術を三相変圧器モデル鉄心に適用させ、無負荷損を測定することにより鉄損低減化について検証を行う。まずベクトル磁気特性解析により鉄心に発生する回転磁束分布を明らかにし、その領域に技術を適用する。適用前後において無負荷時の有効電力を比較することで、鉄損低減化を報告する。また個体差や鋼種の違いについても報告する。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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