電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1P-06
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微粒子誘電泳動を用いたDNA分解酵素の検出における反応時間の影響
*旭 航希稲葉 優文中野 道彦末廣 純也
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抄録

筆者らは迅速・簡便なDNAの検出法として、微粒子誘電泳動DNA検出法を考案した。本手法は、DNAを誘電体微粒子に結合した際に生じる微粒子の誘電泳動特性の変化を利用したものである。本研究では、同検出法を応用したDNA分解酵素(DNaseⅠ)の検出を試みた。DNaseⅠは心筋梗塞のバイオマーカーとして着目されており、これを簡便に検出できる手法の開発を目指す。DNAに対してDNaseⅠを作用させ分解し、そのDNAを誘電体微粒子に修飾させて、前述の検出法でDNaseⅠの定量検出を試みた。実験では、DNAとDNase Iの反応時間を変化させた際の応答値の関係について検討した。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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