電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1A-03
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アレーUTC-PD送信器によるテラヘルツ波の伝送実験
*岩本 真治矢野 拓弥三上 裕也加藤 和利
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抄録

近年、モバイル通信によるトラフィック量は著しい増加を続けている。そのため、無線通信の大容量化は喫緊の課題である。これを実現する手段として、周波数が0.1~3THzのテラヘルツ波の利用が期待されている。しかし、テラヘルツ波は大気中の減衰が大きく、また、その直進性の高さから広範囲で通信することが困難であるため、出力の増大とビームステアリング技術が必要となる。我々は、アンテナとUTC-PDをアレー化した送信器を作製し、テラヘルツ波の出力の増大とビームステアリングを行うことを可能にした。今回、この送信器を使用し300GHz帯のテラヘルツ波による伝送実験を行い、データ伝送が可能であることを確認したので報告する。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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