電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-09
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SF6ガス中負極性パルス電流波形形成機構の電界強度変化による電離現象に基づく数値解析的検討
*新竹 将治小坪 俊勝大塚 信也
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抄録

現在,GISの部分放電(PD)診断としてPD放射電磁波を利用したUHF法が使用されている。PD放射電磁波はPD電流に起因するため,PD電流メカニズムの解明が重要である。筆者らはこれまでにPD電流波形をピコ秒オーダの分解能で測定し,波形形成メカニズムを検討してきた。その結果,立ち上がり時間は臨界電界領域内の電子の移動時間に関係していることを示した。本論文では印加電圧が変化した場合の波形形状の変化の基礎検討として、同一電極で印加電圧が異なった場合の波形変化、即ち電流の時間変化を電離により形成される正イオンや付着による負イオンの影響は無視して、衝突電離による電子の増倍個数と移動に基づき検討した。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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