電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-2A-03
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区間を分割したモンテカルロ積分についての一検討
*常田 明夫上谷 真人
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抄録

モンテカルロ積分は,用いる乱数の相関特性によって積分値の収束の速さが変化するという特徴があり,被積分関数に応じて適切に乱数を選択することで収束を速めることが可能である.カオス理論に基づいた乱数は,その相関特性を簡単に制御できるため,モンテカルロ積分へ応用する試みがなされており,特に負の自己相関特性をもつ乱数の有効性が確認されている.本稿では,積分区間をいくつかの部分区間に分割し,各部分区間において被積分関数が単調となるようにした場合の積分値の収束について検討を行う.

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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