電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 11-1A-05
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交差型誘電体周期構造と正方環型FSSを組み合わせた2周波帯域の電磁波遮へい
*柳井 友徳工藤 孝人
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抄録

近年,様々な通信手段の普及により,医療機関で無線通信の導入が進んでいる.より高度な医療が可能になる一方で,医療機関に無線通信機能を持った電子機器が持ち込まれ,医療機器との電磁波干渉を起こす危険性がある.本稿では,交差型誘電体周期構造と正方環型FSSに着目し,これらを組み合わせた構造体により,無線LANの使用周波数帯である2.4GHz帯と5GHz帯の2つの帯域遮へいを目的とし,FDTD法に基づく3次元解析により数値的に検討した.その結果,遮へい目標である2つの周波数帯において,一定の遮へい効果が確認できた.今後は遮へい効果の向上や遮へい帯域幅の調整を目標とし研究を進める予定である.

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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