電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 11-1A-08
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Full-wave電磁界解析の悪収束性改善に向けた基礎検討
*堂込 卓良武居 周
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抄録

有限要素法に基づくFull-wave電磁界解析は,周波数や節点密度により解くべき行列の反復解法における収束性が悪化することが知られており,改善を要する。本研究において扱う有限要素法には,並列化手法として領域分割法を適用している。領域分割法は解くべき行列を部分領域問題と領域間釣合問題にわけ,部分領域問題を直接法,領域間釣合問題を反復法により解くアルゴリズムとなっている。従って,領域分割法を適用することで反復法により解く自由度を縮約できるが,それでも尚収束性が悪い。そこで,本研究において周波数や節点密度に対する反復法の特性を調べ,改善に向けて見通しを立てる。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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