電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-04
会議情報

DAC(Dual Active Clamp)回路を用いた絶縁型AC-DCコンバータにおけるダイオード整流と同期整流の比較
*宮城 和希西嶋 仁浩本居 嵩一朗河野 明大財津 俊行
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年、小型のUSB-PD対応充電器が各社から続々と販売されるようになった。この小型化を実現できた背景には、GaNパワー半導体デバイスの活用がある。しかし、750V耐圧のメインスイッチと200V耐圧の同期整流スイッチが必要であり、その駆動回路を含めると低コスト化が難しいという課題あった。そこで、筆者たちはDual Active Clamp方式という独自技術を採用し、部品に印加される電圧を抑制することで充電器のさらなる小型・低コスト化を進めている。本論文では、ダイオード整流を用いた1MHzスイッチングの試作機による検討の結果、GaNを使用した同期整流方式と同等の効率を実現できたので報告する。

著者関連情報
© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top