電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 08-2A-06
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点字に対する光源位置の違いを考慮した点字認識の検討
*相浦 力樹福本 尚生伊藤 秀昭
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抄録

視覚障がい者自身だけでの点字学習が難しいことを一因として,その識字率は低くなっている。そのため,本研究では,点字学習を支援するシステムを開発している。本システムでは,カメラ画像から点字認識を行う。従前のシステムでは,光源を設置し,点字文書の斜め前方方向から光を照射することで,点字の陰影を作り認識していた。しかし,視覚障がい者が正確な位置に光源を設置することは難しく,位置のずれが点字認識の精度に影響を与えてしまうと考えられる。そこで,本研究では,室内照明や外部からの光の条件は変えず,光源の位置が異なる点字画像を学習データとして機械学習を行い,光源の位置に対してロバストな点字認識を検討した。

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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