主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
透析患者数抑制のため、健診データを活用し、かかりつけ医と受診者へのコメント作成が市町村の行政や医師会などでは行われている。この作業は医師や保健師の多大な労力を必要とする。そこで自動化のための一検討として、機械学習を用いた時系列健診データからの腎機能のトレンド判定が検討されている。一方、保健指導や治療の効果によって経過は変わってくるが、一般的な傾向として将来の数値を精度良く予測できると、高リスク者の把握に役立つと考えられる。本論文では、腎機能の検査値を予測するために、データの前処理とともに、腎機能のトレンドを考慮した回帰モデルの構築を提案する。数値実験の結果を提示し、その有効性について報告する。