主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
近年、車載通信の高速化や高い信頼性が求められる中で、車載通信機器の不要な電磁波放射の評価の重要性が高まっている。車載機器間をつなぐワイヤーハーネスの信号線と終端との不整合により、進行波と反射波で共振が起こる。課題の一つとして、共振により放射ノイズが小さく評価される場合が挙げられる。ハーネス長の差異に対応したノイズ評価を行うことができれば、共振を考慮できるため、試験時間とコストを大きく減らすことがきる。本報告では、 CISPR25のロングワイヤ法を用いて、アンテナの長さを変えずに、終端インピーダンスを変化させることでエミッション評価がどのように変化するのかを検討する。