大日本窯業協會雑誌
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セメントの細かさに關する研究 (第2報)
中條 金兵衞
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1939 年 47 巻 558 号 p. 297-302

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抄録

本報始めより述べ來つた處を要約摘記すれば次の樣である.
(i) 風篩に於ける能率, 精度の向上の第一條件は粉末中からの粒子分離度の大小如何に關する.
(ii) この點を明かにする爲, 理想單純化した模型に就て粒子分離機構の説明を試みた.
(iii) 斯る觀點より從來の各種代表的風篩器の分離機能に對する考察, 批判を行つた.
(iv) 粒子分離機構への省察と既往の風篩器に對する比較檢討より出發して新風篩器の考案に就て述べた.
(v) 考案された風篩器による粉末の分離過程を説明し, それを驗證する爲, 極微粒子部分及び中粒子部の分離試驗結果を冩眞と共に示した.
(vi) 粒子分離過程より當然豫想さるる風篩時間に因る誤差に就て述べ, 衆知のGonell式風篩器を例にとつて行つた實驗より風篩終點決定に關する目安を與へた.
尚, この試驗研究に懇篤なる御指導を賜つた當研究所長藤井光藏氏に厚く感謝申上ぐる.

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© The Ceramic Society of Japan
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