窯業協會誌
Online ISSN : 1884-2127
Print ISSN : 0009-0255
ISSN-L : 0009-0255
シリカゲルのガラス化
藤井 欽二郎石堂 善彦
著者情報
ジャーナル フリー

1965 年 73 巻 832 号 p. 113-116

詳細
抄録

高温における純シリカゲルの変化を再検討した. テトラエチルオルソシリケートから調製した微粉状シリカゲル (I) を圧縮成形してつくった円板は, 石英ガラス容器中, 約1150℃の加熱でガラス化して半透体になる. 白金容器中では, このゲルはクリストバライトに変りやすい. 4塩化珪素を加水分解して塊状に乾燥したシリカゲル (II) は, 上記より多少低温, 1050℃で透明になり, 1100℃では, 少量成分おそらく内包された水分を放出してポッピングを起し始める.

著者関連情報
© The Ceramic Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top