1967 年 75 巻 861 号 p. 146-148
3種の商用および1種の試験ガラス (すべてソーダ硼珪酸ガラス) に, 線量率を変えて紫外線を照射し, 時間と発生した応力との関係を調べた. 初期の約100時間の誘導期間の後, 線量率に比例する速さで応力が増し, 約800時間後にほぼ飽和値に達した. 飽和値も線量率に比例した. この関係と, 光化学反応に見られるそれとの類似性を指摘し, 記述するための実験式を提案した. 応力発生の機構が1光子過程であるか, 2光子過程であるかについては, まだ結論し得ない.