抄録
通常の地盤材料に超軽量なジオフォーム(以下,発泡ビーズと呼称)を混入させ新たな機能を付与する発泡ビーズ混入軽量化土がある.この発泡ビーズ混入軽量化土は,母材として建設発生土を用いることができるため,建設発生土再利用の一手段にもつながる.しかし,路床土への適用性は確認されているが,その上に構築される舗装を設計する際の設計定数に関する研究は進んでいないのが現状である.本研究は,舗装下の路床土として発泡ビーズ混入軽量化土を用いた場合の設計定数,その推定式を明らかにさせる一連の研究のうち,設計定数であるCBRと弾性係数に及ぼす発泡ビーズ混入率と固化材混入率の影響の把握を目的に行った.供試体は作製後,7日間養生後に,CBR試験,レジリエントモデュラス試験を行い試験結果の考察を行った.