ジオシンセティックス論文集
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二重壁構造を有する補強土擁壁工法の現場計測
吉田 浩一久保田 勝彦横田 善弘竜田 尚希荒井 克彦
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キーワード: 補強土擁壁, 変形
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2003 年 18 巻 p. 125-130

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抄録
近年,補強土擁壁工法が数多く開発され,様々な所で施工されている.これらの工法は,壁面材に直接土圧が作用する構造となっており,壁面材のはらみ出し現象や,壁面近傍の転圧不足という問題が懸念される.そこで,壁面材と裏込め土の間に単粒度砕石からなる変形吸収層を設けることにより,壁面材に直接土圧が作用しない構造(以下,二重壁構造)を持つ補強土擁壁工を開発した.ここでは,実現場において計測した壁面連結部に作用する荷重及び補強材に作用する張力分布の結果を報告する.
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© 国際ジオシンセティックス学会日本支部
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