埼玉県立小児医療センター
2004 年 13 巻 12 号 p. 822-829
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近年,児童虐待例の児童相談所への通報数が増加し,脳神経外科医も児童虐待による頭部外傷を経験する機会が多くなっている.しかも,2000年度に児童虐待防止法が施行されてから,頭部外傷の原因が虐待であるのか,通常の事故による外傷であるのかの判定を求められる事例も多くなっている.そこで,児童虐待による頭部外傷の現状と問題点につき概説した.