脳神経外科ジャーナル
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数値流体力学(CFD)を用いた脳動脈瘤解析(<特集>脳動脈瘤に対する新たな考え方)
高尾 洋之山本 誠大塚 忍鈴木 貴士増田 俊輔村山 雄一阿部 俊昭
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2012 年 21 巻 4 号 p. 298-305

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抄録

近年,数値流体解析(CFD)技術はさまざまな分野で応用され,医学の分野において,多くの論文で数値流体解析の結果が報告されている.現在,脳動脈瘤の発生,増大および破裂のメカニズムは十分に理解されていない.それに対し,CFDを用いてそれらに関わる流体力学的パラメーター(wall shear stress : WSS, shear strain rate : SSR, oscillatory shear index : OSI, energy loss : EL, pressure loss coefficient : PLC)を検討した論文が数多く存在し,中でもWSSが注目されているが,相反する両論が存在している状況である.本論文では,そのパラメーターをいくつか紹介し,われわれのCFD解析結果の報告に加え,われわれの結果と最近の他の論文の結果を比較する.

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© 2012 日本脳神経外科コングレス
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