脳神経外科ジャーナル
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症例報告
造影MRIが破裂瘤の同定に有用であった多発脳動脈瘤の1例
小割 健太郎津野 和幸佐藤 元美溝渕 雅之中嶋 裕之吉岡 純二
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2016 年 25 巻 6 号 p. 514-518

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抄録
 多発性に脳動脈瘤を有するくも膜下出血では, 破裂部位の診断に苦慮することがある. 近年, 可変フリップ角を用いたthree dimensional fast spin echo (3D-FSE) 法によるgadolinium (Gd) 造影T1強調画像で, 破裂動脈瘤の瘤壁に増強効果が認められるとの報告がなされるようになった. 今回われわれも, 同法が破裂部位の診断に有用であった多発脳動脈瘤を有するくも膜下出血の1例を経験した.
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© 2016 日本脳神経外科コングレス

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