脳神経外科ジャーナル
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特集 出血性脳血管障害2
脳血管障害の診断・治療に活かす血管壁イメージング
松重 俊憲橋本 幸繁竹内 巳香子堀江 信貴
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 33 巻 12 号 p. 836-843

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抄録

 脳血管障害を引き起こす主たる原因は血管壁にある. MRIを用いた血管壁イメージング (MR-vessel wall imaging : VWI) は, 血管壁を可視化することにより脳血管病変の診断や病態把握に有用な可能性があり, 注目を集めている. 主にT1強調画像で血管内腔の血流信号を抑制することで (black blood法), 周囲構造物とのコントラストを利用して血管壁を評価する手法である. 本稿では, 脳神経外科医が関わることが比較的多い脳血管障害におけるVWIについて概説し, その臨床応用について紹介する.

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© 2024 日本脳神経外科コングレス

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