脳神経外科ジャーナル
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術後8年を経て頭蓋外転移をきたした頭蓋内hemangiopericytomaの1症例
杉田 保雄丸岩 光重森 稔中原 礼子森松 稔安部 等思
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1996 年 5 巻 3 号 p. 224-228

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抄録
手術後8年を経て,頭蓋外転移をきたした頭蓋内hemangiopericytomaの1症例を報告した.症例は56歳の男性で,両下肢の脱力を主訴として来院した.MRIで腰椎の第2,4椎体に破壊性病変が認められた.病理組織像は頭蓋内病変の組織像と一致しており,転移性病変と考えられた.転移性病変に対して50Gyの放射線治療を行い,著明な縮小効果が得られた.頭蓋内hemangioperi-cytomaの頭蓋外転移の特徴や治療方法について文献的考察を行った.
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© 1996 日本脳神経外科コングレス

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