脳神経外科ジャーナル
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二期的手術により根治し得た多発性動脈瘤を合併した小脳AVM
松本 圭吾東保 肇森迫 敏貴紺野 豊黒田 雅人瓦葺 健太郎竹上 徹郎唐澤 淳
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1996 年 5 巻 5 号 p. 387-390

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抄録

出血で発症した75歳の多発性脳動脈瘤を合併した小脳動静脈奇形の1例を二期的に手術し,良好な結果を得た.初回手術により出血源であった後下脳動脈瘤の処置を行い,全身状態の回復を待ち,3カ月後に,脳動静脈奇形摘出術と残りの脳動脈瘤を処置した.本例のごとく,高齢で心疾患の既往歴のある場合,周術期のriskを下げるため二期的手術も考慮されるべきである.

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© 1996 日本脳神経外科コングレス
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