日本臨床整形外科学会雑誌
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慢性腰下肢痛患者に対するデュロキセチンの治療効果─有効性が期待できる患者要因の検討─
蓮江 文男萩原 義信金 民世寺門 淳
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2022 年 47 巻 1 号 p. 97-98

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抄録

デュロキセチンの投薬効果が期待できる患者に臨床的特徴があるのか,各症例の投薬後の経過を効果あり,不十分,なしの3段階に分類し後方視的に検討を行った.症状起因部位で馬尾,神経根,脊柱の順に効果ありの比率が高く,主症状が腰部よりも下肢にある群で比率が高かった.その他は有意差を認めなかった.病態や症状部位から,神経障害性疼痛の関与が大きいと考えられる場合,投薬効果が得られる可能性が高いと考えられた.

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© 2022 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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