日本冠疾患学会雑誌
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画像症例報告
手術適応となった先天性冠動静脈瘻単独3 例に対する,MDCT の有用性に関する検討
成瀬 瞳坂本 吉正長堀 隆一儀武 路雄松村 洋高井上 天宏中尾 充貴橋本 和弘
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2015 年 21 巻 3 号 p. 218-222

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抄録
先天性冠動静脈瘻は先天性心疾患において,心臓病の精査,他病変への心臓手術時の検査での発見が多く,単独で手術適応となることは極めて珍しい.また,広域な年齢層に見られ,主心疾患による症状と共に多彩な症状を呈し,確実な診断や,症状への関与の程度を判断した適切な治療を要する.手術は比較的容易だが,病態が多彩で術前に心臓カテーテル検査等の十分な検討を要する.中でも非侵襲的な画像検査で,術前診断,術後評価になりうるMultidetector CT (MDCT) の役割は大きい.2007 年〜2011 年に当施設で先天性冠動静脈瘻単独手術適応の成人3 症例を対象に,MDCT 像と術中所見を比較・検討した.全例において冠動静脈瘻の起始,走行,流出部が正確に描出され,術中所見と一致した.冠動静脈瘻閉鎖に加えて1 例に冠動脈バイパス術と三尖弁形成術を,他の1 例に肺静脈隔離術を行い,結果は全例良好であった.
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© 2015 日本冠疾患学会
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