抄録
われわれは心臓カテーテル検査および冠動脈インターベンションにおけるバイプレーン装置とシングルプレーン装置による被ばく線量の違いを調査した.心臓カテーテル検査857例および冠動脈インターベンション142例の透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量,造影剤量を比較検討した.心臓カテーテル検査ではバイプレーン群487例がシングルプレーン群370例にくらべ透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量といずれも有意に高く,造影剤量は有意に少なかった.冠動脈インターベンションにおいてもバイプレーン群37例はシングルプレーン群105例より透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量が有意に高かったが,造影剤量に差はなかった.バイプレーン装置の使用は被ばく線量を増加させることから手技内容,患者状態に合わせて使用することが望ましい.