日本冠疾患学会雑誌
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原著
心臓カテーテル検査と冠動脈インターベンションにおけるバイプレーン装置とシングルプレーン装置の患者被ばく線量の比較
武田 和也千田 浩一桃原 哲也高山 守正高梨 秀一郎
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2017 年 23 巻 2 号 p. 97-101

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抄録
われわれは心臓カテーテル検査および冠動脈インターベンションにおけるバイプレーン装置とシングルプレーン装置による被ばく線量の違いを調査した.心臓カテーテル検査857例および冠動脈インターベンション142例の透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量,造影剤量を比較検討した.心臓カテーテル検査ではバイプレーン群487例がシングルプレーン群370例にくらべ透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量といずれも有意に高く,造影剤量は有意に少なかった.冠動脈インターベンションにおいてもバイプレーン群37例はシングルプレーン群105例より透視時間,透視線量,シネ撮影回数,シネ撮影線量,総線量が有意に高かったが,造影剤量に差はなかった.バイプレーン装置の使用は被ばく線量を増加させることから手技内容,患者状態に合わせて使用することが望ましい.
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© 2017 日本冠疾患学会
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