パナソニック株式会社 京都大学 大学院工学研究科 材料工学専攻
パナソニック株式会社
京都大学 大学院工学研究科 材料工学専攻
2023 年 72 巻 10 号 p. 259-268
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アンモニア水溶液中において,リンを含む銅管のSCC発生過程における皮膜(腐食生成物)の析出挙動を調べた結果,表面にはCu(OH)2,粒界腐食部にはCu2Oが析出することがわかった.SCC試験中の電気化学的挙動から,粒界腐食部のpHはリンの溶出により表面近傍に比べ低下していると推定され,これをもとに析出する皮膜種の違いを熱力学で説明し,腐食孔先端に厚く析出したCu2Oが応力源となり割れの発生に至ると推定された.
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