作物研究
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論文
栽培方法を異にした丹波大納言小豆の収量・品質に及ぼす播種時期の影響
來田 康男 牛尾 昭浩芦田 龍太郎片岡 茂里藤本 周作竹村 雅彦
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2013 年 58 巻 p. 33-37

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抄録

丹波大納言小豆における慣行栽培体系及び狭条密播栽培体系で,播種期を慣行よりも早めた場合の収量および品質について検討した.慣行栽培では,6月17日播種が多収となったが倒伏や蔓化の影響で品質が低下した.7月1日播種では,播種時期が梅雨時期と重なり苗立が不安定となり減収した.狭条密播栽培では,部分耕が浅耕よりも早播での減収程度が小さく,湿害による収量の変動も少なかった.6月中旬播種において繁茂軽減のための剪葉処理を試みたところ,倒伏や蔓化の軽減が認められ,また着莢数が増加した.

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© 2013 近畿作物・育種研究会
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