日本教科教育学会誌
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これからの教科教育のあり方を考える
教科内容学の視点から
西園 芳信
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2015 年 37 巻 4 号 p. 85-92

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抄録
我が国の戦後の教員養成の理念は,学問や芸術の専門的知識と経験を修めることによって人間としての教養や知識を高めることであったが,時代とともに教員養成の専門分野の内容についても,教育実践との関連性の観点から捉え直しが進められてきた。このような中で,教員養成においては,教科教育学という専門分野が認知され,現在は,教科内容学という専門分野の必要性が求められている。教科内容学の学問研究は,現在の教科専門の内容を教育実践の観点から捉え直し教員養成独自の専門分野として構築することである。このことで,教育における教科内容の理解が深まり,結果的に教科教育学の充実・発展に結びつくことになる。
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© 2015 日本教科教育学会
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