日本作物学会紀事
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研究・技術ノート
宮崎県で栽培された暖地向けダイズ品種のイソフラボン含量
赤木 功西原 基樹上田 重英横山 明敏浅野 陽樹佐伯 雄一
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2007 年 76 巻 3 号 p. 454-458

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抄録
九州地方で育成された暖地向けダイズ14品種について, 2003年, 2004年および2005年の3ヶ年にわたり宮崎県で栽培し, これらのイソフラボン含量を調査した. 総イソフラボン含量は, 2003年が216~391 mg/100g DW, 2004年が87~314 mg/100g DW, 2005年が196~594 mg/100g DWの範囲にあった. 九州地方の基幹品種であるフクユタカの総イソフラボン含量は199 mg/100g DW(3ヶ年平均)で他の暖地向け品種と比較して低かった. 最も総イソフラボン含量が高かったアキセンゴクは435 mg/100g DW(3ヶ年平均)を含有しており, 西南暖地における高イソフラボン含有ダイズ品種として有望であると考えられた. 全アグリコンに占めるダイゼイン, ゲニステイン, グリシテインの含有率(アグリコン換算値)は, それぞれ23.8~44.4%, 41.2~71.5%, 4.7~18.9%の範囲にあった. ダイゼインとゲニステインの含有割合には大きな品種間差異があり, ダイゼインの含有率(D/DG率)は, 25.0~51.9%までの幅広い変異が認められた.
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© 2007 日本作物学会
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