西南暖地において,インド型品種由来の 「北陸193号」,「オオナリ」,「ミズホチカラ」 の収量性が最大限発揮できる移植時期やその環境要因について解析を行った.いずれの品種についても5月移植および6月移植で多収となり,「北陸193号」,「オオナリ」 はシンク容量を1000 kg/10 a程度確保することにより900 kg/10 a以上の多収を可能とした.4月移植では,シンク充填率は高いがシンク容量が他の移植時期に比べて少なくなり,また,7月移植では,シンク容量の確保は容易であったが,シンク充填率が低く,収量が低下した.