農研機構中央農業研究センター
株式会社水稲生産技術研究所
2021 年 90 巻 3 号 p. 356-357
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熟期の異なる水稲F1品種群「ハイブリッドとうごうシリーズ」は乾田直播栽培において高い苗立率を示した.収量は,晩生のハイブリッドとうごう3号で高く,特に後期重点施肥において778 kg/10 aと,移植栽培に近い収量が得られた.該品種では後期重点施肥による一穂籾数の増加が大きく,多収のためのシンク容量を確保しやすい一方で,着生枝梗別の籾数割合の変化がなく登熟歩合が低下しなかったと考えられた.また,生育後半においても高い窒素栄養状態が保持された.
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