抄録
一年生のOryza glaberrima Steud. の10系統と多年生のOryza sativa L. の10品種を供試し、出穂後1、3、5週目に主茎の止葉の葉緑素含量と光合成速度の変化を調べた. 1/5,000aポットに栽培し、O.glberrimaは8葉期に短日処理を行った. 葉緑素含量は葉緑素計(ミノルタ社、SPAD-502)を用い、止葉の10点を測定しSPAD値で表した. 光合成速度は3個体の止葉について携帯用光合成測定装置(CID社、CI-301PS)を用い調査した. 測定は照度45,000lux、気温30℃に設定したグロースキャビネット内で午前中に行った.