日本作物学会関東支部会報
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24 ダイズ品種エンレイとタチナガハの葉の老化が異なる要因の解析 : 接木個体を用いて
大川 泰一郎鷹広 純石原 邦
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p. 62-63

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抄録
ダイズ多収性品種タチナガハはエンレイに比べて開花期以降の葉の老化程度が小さく、成熟期の葉の黄化、落葉が遅く、緑色を維持するが、品種間で葉の老化が異なる要因は明らかとなっていない。この要因として根の生理的活性が高いなどの地下部の性質の相違が考えられるが、一方、地上部の性質が関係している可能性も考えられる。そこで、本実験では、相互に地上部と地下部を入れ替えた接木個体、タチナガハ/タチナガハ、タチナガハ/エンレイ、エンレイ/エンレイ、エンレイ/タチナガハ(穂木/台木、以下、タ/タ、タ/エ、エ/エ、エ/タという)を作り、地上部と地下部どちらの性質がより強く葉の老化に関係しているかを比較検討した。
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© 1996 日本作物学会関東支部
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