日本作物学会関東支部会報
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27 ダイズ早生無限伸育品種の密植栽培適応性
礒田 昭弘蒋 春姫
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p. 66-67

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抄録
北海道の奨励品種である無限伸育型のツルコガネを関東地方で栽培すると、早生化、矮性化し、受光態勢が良くなることが知られている(礒田ら、1996)。そこで、関東で栽培した場合のツルコガネの密植適応性について、乾物生産特性および葉群構造の点から検討した。ツルコガネ(生態型Ib : 無限伸育型)と比較品種として関東の奨励品種であるタチナガハ(IIc : 有限伸育型)を用い、千葉大学園芸学部圃場で6月6日に畦間60x株間10cm(16.7個体/m^2)で播種した。一区は46.2m^2で2反復乱塊法を用いた。7月18日から9月26日まで2週間ごとに8個体掘り取り、葉面積、乾物重を測定して、生長パラメータを計算した。8月21日には、層別刈りを行い、葉面積、および葉、茎乾物重の垂直分布を調査した。8月25日に光ダイオードを用い、上層から30cmの群落内部の光合成有効放射量(PAR)の推移を測定した。10月15日には、収量および収量構成要素を調査した。
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© 2002 日本作物学会関東支部
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