抄録
水稲の良質米を用いた散播湛水直播栽培の収量を安定させるため、肥培管理法を1988〜90年の3カ年検討した。品種は倒伏にやや弱い星の光を用い、いづれの年次も5月中旬に播種した。88年は基肥窒素量(0.2, 0.4kg/a)、初期追肥(3葉期、0.2kg/a)の有無、苗立数(多 : 100、少 : 60本/m^2)について検討し、89年は穂肥時期(出穂前20日、15日)及び中干しの長短について検討した。90年は基肥窒素量(0.4, 0.6kg/a)及び苗立数(多 : 120、標 : 80本/m^2)について検討した。